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障がい・難病のある人の就労支援をしてみて気が付いた事。
お知らせ

こんにちは。
就労継続支援A型事業所「テイラーズ・ギルド」で就労支援員をしているUです。
日々、利用者さんの就労支援や、希望する生活を応援出来るように支援をしております。
ここでは私が感じた就労支援と障がい者雇用で起きている課題についてお話しをしていきたいと思います。
障がい者当事者の興味・関心・適性・キャリアについて考えられていない。
分かりやすく言うと、事業所での訓練や、生産活動の内容が利用する利用者さんのスキルや適性、興味・関心とマッチングしていない事が非常に多いです。(これは一般就労の障がい者雇用でも同様です)
とりあえず入りたい、入れてしまえ
との考えで利用してもらうと以下のような影響があります。
1.
向いていない作業なので苦痛になり、休んでしまう事が多くなる、そうなるともちろん生産活動での収支に影響があります。(障がい者雇用だと雇用率達成が出来ない)
2.
一般就労へと移行する場合に、職業の選択肢が限られてしまう事になります。(本人の人生のキャリアの選択の幅も狭いものになります)
3.
やらされている感が強くなり、毎日単純な作業ばかりだと主体的に物事を考える、決めていく事が出来なくなっていきます。(障がい特性上で単純作業や決められた作業しか行えない場合は例外です)
以上のような影響が考えられますが、就労継続支援は社会に復帰、参加していく事の訓練、リハビリも兼ねているので単純作業や、決められた事が悪いという訳ではありません。
支援者による当事者の、何が得意で関心があり、興味があって、どんな事が苦手なのかを調べる
アセスメント
が不足しているように思えます。当事者でいえば自己理解・仕事理解が不足している状態です。
自己理解・仕事理解などのアセスメントを利用者、支援者の双方が理解し、共有できれば、
当事者に適した事業所選択、また就労への移行時にミスマッチングも減ってくるように思います。
そうなると、障がい者雇用の充実に繋がり、結果、障がい者に対する理解の促進にも繋がっていくのではないでしょうか?
当事者の方は
相談支援専門員やキャリアコンサルタント
などに相談することも良いように思います。(これからはキャリアコンサルティングがもっと重要になってくる)
また相談がしにくい場合はツールなどもありますので参考にしてくいださい。
大学生などに多く使用されておりますが、障がい者にも適しているように思います。
ホランド理論適職診断 – 向いている職業はどの領域? | Hitostat
・厚生労働省の職業紹介サイト
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